第12章 教えて?
「久しぶりね、りんちゃん。」
かごめが粥を食べながらりんに言った。
「はい。お疲れ様ですかごめさま。」
りんはかごめの隣でスヤスヤと眠る赤ん坊の頬をそっと撫でた。
「殺生丸とはどうなの??」
かごめも、りんと殺生丸のことはずっと気にかかっていた。
「殺生丸さまとは、今一緒に暮らしています。」
「そうなの!よかったりんちゃんが元気そうで。」
「・・いいなぁ、赤ちゃん。」
りんがそっと呟いた。
りんも、いつか赤ちゃんが欲しい・・
「殺生丸にお願いしたら?」
いたずらっぽく言うかごめ。
りんはそんなかごめの言葉に顔を真っ赤にした。
「そ、そんな・・・無理ですよ・・」
「どうして?」
かごめは顔を真っ赤にしてるりんに、更に追及した。