第12章 教えて?
「どうした犬夜叉?」
「かごめが目を覚ました。なんか食いもんねーか?」
「目を覚ましたか。持って行くから戻っておれ。」
楓と二人で、かごめの夕飯の準備をした。
「産後はどれくらい安静にしているんですか?」
りんは夕飯を運びながら楓に聞いた。
「そうじゃな、ひと月は安静にしておったほうがいいじゃろう。」
家に入ると、かごめは起き上がり隣で赤ん坊がスヤスヤ眠っていた。
「かわいいですね。」
りんは、赤ん坊を見た。
犬夜叉と同じように犬の耳がちょこんと生えて、髪も綺麗な銀髪をしている。
「食べられるか?」
楓は粥を差し出した。
「うん、大丈夫。いただきます。」
かごめの体調は良さそうだ。
「とにかく今はしっかり食べて休むことだ。薬草をもう少し取ってこようかの。ほれ犬夜叉、手伝え。りんはかごめについてやっててくれ。」
「わかりました。」
そう言って、楓と犬夜叉は出て行った。