第12章 教えて?
「…しかし、いい時に帰ってきてくれた。」
楓は赤ん坊を布にくるんで、そっとかごめの隣に寝かせてやった。
「かごめさま、今日だったんですね。」
りんはかごめの隣に座り、小さな赤ん坊を見た。
りんが出て行く時、かごめのお腹には犬夜叉との小さな命が宿っていた。
「りんちゃん、久しぶりね。」
かごめは、りんを見上げた。
「お久しぶりです。」
りんもニコッと笑った。
「じゃあかごめ、安静にしておれよ。犬夜叉、かごめをゆっくり休ませてやるのだぞ。」
「わかってるっつーの!」
「また来ますね。」
りんも、楓とともに家を出た。