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人間と妖怪の恋物語
第9章 選択の時
「…殺生丸さま。先ほどのご母堂さまのお話は良かったのですか?」
邪見は恐る恐る殺生丸に聞いた。
「……」
「殺生丸さまがおなごに興味がないのは仕方ないことですが、ご母堂さまの言う通り子孫を残すことは大切なことで……って殺生丸さまどちらへ?!」
殺生丸は、阿吽に跨った。
「そろそろ、迎えに行かねばなるまい。」
「へ?!迎え?!あ、ちょっと殺生丸さま〜?!」
邪見を残して殺生丸は行ってしまった。
(迎えに行くって、まさかりんのところへか?!)
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