第9章 選択の時
「グアアアアッ!!!」
龍は目から血を流した。
「ガアアアアアっ!!!!」
口を大きく開け、火を吹きはなった。
龍の火は、草花や岩まで溶かしていった。
「この龍、厄介だ。」
珊瑚は飛来骨を受け取って言った。
バシっ!バシっ!
倒しても倒しても、切りが無い…
りんも、矢を放つ手を止めて辺りを見渡した。
このままじゃ、村が…!
「グアアアアッ!!!」
龍が再び火を放とうとした瞬間、
「風の傷!!!!!!」
ザンッ!!
ドガガガガガ!!!
凄まじい光と風が、龍を粉々に吹き飛ばした。
「犬夜叉!!!」
犬夜叉が、風の傷を放った。
「大丈夫ですか!!」
弥勒も駆けつけた。
龍は跡形もなく消え、小妖怪も全て吹き飛んだ。