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人間と妖怪の恋物語

第9章 選択の時


キリリ…

パァン!!!

清らかな光を纏った矢が木に命中した。


(りんのやつ、また弓の腕が上がった?)

邪見は気の影からそっと眺めていた。


「…邪見さま??」

りんは振り返らずそう呟いた。

(わしの気配に気がついておるのか?!)

邪見はそっと顔を出した。


「邪見さま!久しぶり!!」

りんは近寄って来てにっこり笑った。


「お、おー。りん。殺生丸さまからまた反物を預かってきたぞ。」

邪見の言葉に一瞬りんの表情が曇った。


「ありがとう。ねぇ、邪見さま…殺生丸さまは、元気?」


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