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人間と妖怪の恋物語

第9章 選択の時



ドォン!!

家の外で大きな音がした。


「おーい、りんはおるか。」

邪見が阿吽と共に降りてきた。

「小妖怪、りんなら弓の練習に行ったぞ。」

「なんじゃまたか。殺生丸さまからりんに反物じゃ。りんに渡しておけ。」

邪見は綺麗な桃色の反物を楓に投げた。

「おい、小妖怪。なぜ殺生丸は来ないのじゃ?」

「殺生丸さまはお忙しいのじゃ!!特に最近は殺生丸さま帝国の建設でここに来ている暇などないのじゃ!!!」

「なに、帝国?」

邪見はくるりと向きを変えて家から出た。


(久しぶりにりんの顔を見てから帰るか。)

邪見は阿吽に乗るとりんがいつも弓の練習をしている森へ飛んで行った。


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