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人間と妖怪の恋物語

第8章 強くなりたい。



ドカン!!!

犬夜叉は何度も玉藻御前に攻撃をしかけるが、体はすぐに再生される。


「くそっ、どうしたらいいんだ。」

ザンッ!!!

玉藻御前は、珊瑚に向かって海藻の束を放った。


「しまった…!」

珊瑚は体を海藻で縛られ動けなくなった。

「珊瑚!!!」

弥勒が駆け寄ろうとすると、海藻の剣で弥勒の足を撃ち抜いた。


「ぐあっ…!」

「法師さま!!」

弥勒は倒れこんだ。


「犬夜叉!!」


「かごめ、りん!」

玉藻御前は、りんとかごめに視線を向けた。


「犬夜叉!こいつ、狐の妖怪よ!!」


「ほぅ…我の正体に気がついたか。」

玉藻御前はにっと微笑んだ。


「本体現しなさい!!!」

かごめは玉藻御前に矢を向けた。


「うるさい女だ。」


ザンッ!!!

「きゃっ…」

かごめは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられて気を失った。


「かごめさま…!!」

りんがかごめに近寄る。


「りん!!逃げるんだ!」

珊瑚が叫んだ。

「で、でも…!」

「約束したはずだ!危なくなったら逃げると!はやく、ここから離れるんだ!」

りんは珊瑚の言葉にうなづいた。


「阿吽!!」

りんは阿吽にまたがり城を離れた。
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