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煌めく瞬間にとらわれ
第2章 第1章 入学
「ちゃんと学校行くんだよ?いい?」
「ウルサイ……。」
楓の家のカギを閉めて、彼の制服のポケットに入れる。
「入部届け持った?」
「ん……。」
「綾子先輩によろしくね!」
「ん……。」
あー、また半分寝かけてるよ……。
「じゃ……。」
彼は流川楓。
湘北高校の1年生。
私は依田花穂。
私立嶺南女子高の1年生。
先月までは、富ヶ丘中学に一緒に通ってたんだけど、今月からは高校生。
高校も別で、道も全く逆方向。
付き合い出して、2年がたった。
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