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煌めく瞬間にとらわれ

第2章 第1章 入学



「かーえーでーっ!」

きっとおばさん達はもういない。

いつも楓をほったらかし。

玄関の鍵も開きっぱなし。

「楓ってばー!」

そして、アイツはそんな事お構いなしに寝続けてる。

「楓っっ!」

「すぅーーーーーーーー。」

昨日の入学式はどうやって行ったんだろう?
そもそも、行ったのか?

「楓‼もー起きないと遅刻だよー?」

「う……ん…………花穂……。」

とりあえず、ベッドの上に制服を準備して。
布団を剥がす。
枕を取る。
無理やり座らせる。

これは、中学生の頃からの習慣。

「はい、起きた!」

「花穂……。」

「はい、花穂ちゃんですよ?とっとと着替えてね?」

「うん……。」

そう言って、私は後ろを向く。

着替えてる音がやんだのを確認して、彼の方に向き直すと……

「着替えて寝るなってば!毎回毎回もぉーっっ!」

制服に着替えて、また横に倒れて寝始める。

ここまでの流れも全部、中学生の頃からの習慣。

そして、必ず

「あーもー!」

「どーせ、あと30分は余裕あんだろ?」

と言って、私を抱き寄せて寝る。

この時間が結構好きな私もいる。
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