第3章 休日 『何しようかな…?』
いですね」
貴『そりゃ、どーも』
カ「でも、僕はもっと甘いのが食べたいです」
貴『じゃあ、砂糖多めにすればいいよ…』
カ「何言ってるんです?今からレイさんの血を吸うんですよ?今まで我慢してたんだからたっぷり吸わせてくださいね…?」
貴(油断してた…人形野郎くらいだったら逃げれるかも)
思い切って人形野郎の腹を蹴ってみた
ドガッッッ!!
カ「痛いですねぇっ!!こんなことして!!こんなにボクを怒らせるのは
お前が初めてだっ!!」ガブッ!
貴『いたっ!!離せっ!!』
カ「何言ってるんですか?離せと言って離すバカがどこいるんですか?黙って吸われてください…このリボン邪魔です」
貴(解かれたら秘密を知るヤツが増えるっ!!)
『触んなっ!!もういいだろっ!!』
シュルっ…
カ「これで邪魔する物は何も無いですね」
貴『カナトさんっ…もうっ…やめてっ…』
カ「君の血はボク達ヴァンパイアおかしくさせる血ですね。今日はこれで満足です」
カナトさんが消えた。怖くなった私は、自室に駆け込み声が聞こえないように泣いた…そう、わたしはリボンを取ればケンカもできない弱い女の子になってしまう…そんな自分が嫌でもう1人の強い自分が作り出された。でも…それは、リボンをつけてる時だけ…
弱い私を隠すのは、このリボンという名の偽りの存在…