第3章 休日 『何しようかな…?』
貴(ここに来てから陽の光浴びてない…とりあえず、髪を姉さまに結ってもらわなきゃ)
コンコン
貴『姉さま?』
ユ「髪?今日は、お休みだし結わなくても…」
貴『嫌です!!だって結わなきゃ強い私になれないから…』
ユ「しょうがないな…今日は編み込みのカチューシャでどう?」
貴『私は、リボンが付いてくれればそれでいいです』
ユ「完成!!」
貴『ありがとう。キッチンの場所知ってる?』
ユ「知らない。レイジさんに聞けば?」
貴『嫌だよー。自殺行為だよ』
扉から出た瞬間…
レ「ほぅ…やはり、姉と違って頭がいいんですね」
貴『やめろ…姉さんと比べるな虫唾が走る』
レ「そんなことより、キッチンの場所を知りたいのでしょう?」
貴『あんたに聞かない。どうせ教える代わりに血をよこせって言うんでしょ?』
レ「そんなこと、私はしません」
(めんどくさいですね。さっさと吸われればいいものを)
貴『まぁ、気持ちだけ受け取っとくよ』
とりあえず、アイツを探しながら屋敷内を回って見てみた
(あっ、いた)
『ボウシ、キッチンの場所教えろ』
ラ「リボンちゃん、人に頼む態度として失礼じゃな〜い?
まぁ、そこが君の可愛いところだけどね〜♪」
貴『早く、教えろ』
ラ「1階にあるよ〜んふっ♡」
貴『ありがと』
歩きながら考えた。(何作ろっかな…?)
カ「どこに行くんですか?」
貴『カンケー無いでしょ』
カ「関係ない…?ふざけるなっ!!せっかくお前みたいなヤツに話しかけてやってるのにっ!」
手首を掴まれた
貴『話しかけてくれなんて頼んだ覚えがない!!この手離して!!』
(何なのコイツ?)
カ「もういいです…めんどくさいので」
貴女(何なの…ちょーめんどくさいだけど)
キッチンにて
貴(何作ろう…マカロン…?チーズケーキ…?)
『時間もあるしチーズケーキでいいや』
2時間後
後は焼けば完成だった。その時…
カ「何作ってるんですか?」
貴(コイツか…めんどくさくなる前に答えよう)
『チーズケーキ作ってんの』
カ「完成したらボクがもらってもいいですか?」
貴『いいよ。どうせ食べないで姉さんにあげるつもりだったし…』
カ「ありがとうございます。良かったねテディ♪」
貴『はい。どうぞ…』
カ「ありがとうございます。レイさんが作った割にはおいし