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ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


エ「思い出したくなかったな……」




店から出て、ドロドロとした嫌な気持ちを無理やり追い出そうとする。




エ「もう、ホテルに帰ろ…」




結局、買い物する気も失せてしまったので、あらかじめ手続きを済ませておいたホテルに帰る。




エ「ん?」




ホテルのロビーに着くと、カウンターに見覚えのある後ろ姿を発見した。




エ「エースっ!?」

エー「お!?エミリちゃんか、また会うかもとは言ったがこんなに早いとは……」

エ「エースもこのホテルだったんだー!!」

エー「まぁな、すごい偶然もあるもんだな」




そう言ってクスリと笑うエース。

私も釣られて笑顔になった。



















島に来てから3日目、海岸でのこと。




エ「んー……」




私は今、貝を拾っている。

何故かって?


それはもちろん、旅の思い出の為だ。


いつも気に入った貝殻を1つだけ、旅の記念にと拾っているのだ。


しかし、今は中々良い物が見つからない。




エ「あー、腰イタター。流石にずーっと同じ体勢はきついわ。
また明日にするかなー」




腰が悲鳴を上げ始めたので本日の貝拾いは終了。




エ「はー、お腹すいたなー。そろそろご飯食べに……!!」




近くの路地からとても怯えている者の気配を感じ取って立ち止まる。




エ「…………」




無言で路地に入っていく。




エ(男が2人、いや3人。怯えているのは……人か?うまく感じ取れない)




でも、その誰かはとてつもなく怯えているようだ。

まるで、今目の前に死が突き付けられているくらいに。
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