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ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


目を開けると、茜色と藍色が混ざった暗くなりつつある空が、少しボヤけて写った。


近くで木が燃えるパチパチッという音がして横を見る。



泣いたせいか、視界が霞んで人が居るのはわかるのだが、どんな人なのかわからない。




エー「お!やっと目ェ覚ましたか」

エ「エース……」




まだ視界はボヤけたままだけど、声でわかった。




エ「エースが…助けてくれたの………?」

エー「あー、一応そういうことになるのかな。
男達は、俺がついた時にはもうカチンコチンに凍ってた」

エ「そっか………」




体を起こしながら痛む腕を見る。

丁寧に包帯が巻かれていた。




エ「ありがとう、エース。
助けてくれて」

エー「おうよ!!エミリちゃんには貸しがあったしな!!」




エースがおどけたように笑って見せる。

私も釣られて笑顔になった。




エー「ほら、これ食えよ」

エ「わっ、ありがと」




エースは先程まで焼いていた魚を私に渡してくれる。

どうやら自身で釣ってきたらしい。




エ「はむっ………!!美味しい!!」

エー「そうかそうか、そいつは良かった」




海を眺めながら、温かい火を囲み、砂浜で友達が釣ってきてくれた焼き魚を一緒に食べる。


またひとつ、貴重な体験をすることが出来た。







それからしばらく、海を見ながら楽しく話して、今はエースと一緒に砂の城を作っている。


もっともっと、大切な思い出を作りたいから。




エー「なぁ、エミリちゃん」

エ「うん?なぁに」
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