第4章 〜一味との時間 2日目〜
すると本当にご飯粒を口の端に発見。
エ(ご飯粒つけながら喋ってた……)
ボンッと一気に顔が赤くなる気がした。
?「どうした?顔真っ赤だぞ」
彼は赤くなる私を見て寧ろ楽しんでいるように見える。
?「君歳幾つ?」
エ「14です」
?「思ったよりも歳低いな」
エ「あなたは?」
?「ん?俺は今19だ」
エ「わ、大人だ……」
こんな感じで彼との会話は弾み、しばらくするとすっかり仲良しになっていた。
エ「私エミリ。アルデーラ・エミリ、あなたの名前は?」
エー「俺ァエースだ。
ポートガス・D・エース、よろしくな!!
エミリちゃんって呼んでもいいか?」
エ「もちろん!えーっと、エースさん…?」
エー「そんな堅苦しい感じじゃなくてエースでいいよ」
エ「じゃあエースにする!!よろしくね、エース!!」
シャンクス達以外で、初めて出来た友達に私はすごく興味津々で、ワクワクして、とても嬉しかった。
エ「それでね!!………?エース??」
急に隣が静かになったので見てみると、なんとエースが料理の皿に頭を突っ込みながら突っ伏しているではないか!!?
エ「!!?エース!?ちょっとどうしたの!!大丈夫!!?」
エースの肩を掴み、ゆっさゆっさと揺する。
私達の様子を見た他の客達もざわめきだした。
「なんだなんだ?」
「おい、あいつ突っ伏したまま動かないぞ」
「食中毒?」
「まさかぁ」
「喉に食べ物詰まらせたんじゃないか?」
様々な回答が上がる中、私はエースを必死に揺すっていた。