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ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


それからの私は、毎日同じような生活を続けた。


小舟で海を満喫し、島に着いたら必要な物を買い、また海を満喫する。

これの繰返し。



そしてたまに出会う海軍の軍艦を氷漬けにしてお金を頂戴する。


そういえば先日、私の生まれ故郷がわかった。

ログポースもなんとか手に入れることが出来て、今は私の生まれ故郷を目指しながら航海をしている。


だが、今の私はあまり機嫌が良くなかった。



今私がいるのは海の真ん中。

そして時刻は午後6時を回ろうとしている。


つまり、日暮れまでに島に着けなかったのである。




エ「ちょっと勘弁してよー、私海の上で一晩過ごすの嫌いなのに……」




誰に聞かせるわけでもない独り言をブツブツと撒き散らす。


夜の海は冷たく、体温を奪われる為、必然的に体力も消耗する。



毛布を羽織り自身の能力で水を沸騰させ、暖かいココアを淹れる。




エ「はー、あったかぁ〜」




眠れないことを除けば海の上も案外悪くない。


どうして眠れないのかって?

それにはもちろん理由がある。


一つ目は海水だ。
万が一、寝ている間にバランスを崩し小舟ごと海に転覆なんてことになったら堪らない。


二つ目は海の生物達。
ここらの近海には稀に大型の怪物じみた生物が居たりする為、迂闊に寝てしまうと食べられてしまう。


三つ目は海軍や海賊などの船との遭遇。
これも滅多に遭遇しないが、まぁ見つかれば結果がめんどくさいことは言うまでもないだろう。



とにかく、暑いのに比べれば眠いのなんて全然マシだ。


島に着けなかった時は眠気と戦いながらココアを啜り、お菓子をつまんでいることがほとんどだ。
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