第4章 〜一味との時間 2日目〜
よく見ると、フックがあったところに深い傷がついていた。
しゃがんでその深い傷を擦る。
エ(シャンクスから貰った舟……)
エ「……やっちった、能力あんまり使いたくなかったのに…」
溜め息を吐きながら後ろを振り返る。
今、私の後ろには先程の軍艦が一隻ある。
但し完全に凍り漬けにされ、何かのオブジェのようになっているが。
エ「あー完全にやり過ぎたよ、今日中に島まで着くかな……
まぁ、食料と水は沢山あるから問題ないけど」
小舟の後方には先程の軍艦から盗ってきた食料やら水やら金やらが大量に積まれている。
島に着けるか少し心配で、気が重くなった。