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ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


エ「わーーっ、ホントに綺麗な街だなぁ」





そこはまるで人と植物が共存しているような街だった。


何処に目をやっても必ず緑がある、なんとも目に優しい街だ。




エ「えっと、確かこの街は4日でログ溜まるんだっけ……じゃあ宿探さなきゃ」




初めての街は住民も優しく、凄く順調に進んでいた。




エ「食材買った、薬草と本も買った、服も買ったし、お腹も膨れた……っと!!」




よし!!と荷物を全部船に積み自分も乗り込む。


そして次の島を目指して静かに出航。







最初のうちはこのように近くの島を転々と巡り、必要物資を揃えていった。



そして、一人の航海が始まってから約2ヶ月くらい経ったある日、最初の難関が訪れた。



今は朝方。


5時くらいだろうか?


天気は……晴れ。


海は極めて穏やか。


ただ、私の心を除けばの話だが。





今私の前方約100メートル程先に見えるのは船。

具体的に言うと、軍艦だ。


それも中将クラスだ。






エ「あーあ、最悪。朝方くらい穏やかに過ごしたかったのに」




言いながら肩掛けしているマントに付いているフードを少し深めに被る。


朝っぱらから海軍の中将さんと顔を合わせるなんてまっぴらごめんだってのに、鉢合わせとはいじめか何かだろうか?



私の顔は向こうには完全にバレているため、マント無しで迂闊に街をうろつくことも出来やしない。




出来ればこのまま何も起きずすれ違うのが一番穏便でいいのだが、多分そう簡単にはいかないだろう。
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