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ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


エ「シャン兄、さっきの会話は何だったの?大きくなったって認めてなかったっけ?」

シ「俺そんなこと言ったっけか?」

エ「言いました」



半ば呆れつつ、話を元に戻す。



エ「私ももう自分のことは自分で出来るようになった。能力も普段の生活に支障が出ないくらいまで操れるようになった。
だから……」



震えそうになる声を押さえる為に下唇を強く噛む。


寝そべっているシャンクスにはこちらに背を向けて話しているエミリの顔は見えない。



エ「だから……」

シ「なぁエミリ、どうして俺に背を向けて話すんだ?」

エ「………っ」



言い返す言葉が見つからなくて黙ってしまう。

理由はわかってる。



だって、顔なんて見たら…………














―泣いてしまうから……………―














シャンクスが痺れを切らしたかのように起き上がる。



シ「おい、どうしたんだ。ちゃんと俺を見て話せよ」



喋ったら声が震えそうで、黙って首だけを横にふるふると振る。


シャンクスに話し掛けられる度、声を聞く度に今までの日々が止めどなく溢れ出てきて目に涙が溜まっていく。



シャンクスは、なかなか言うことを聞かない私の肩を両手で掴む。




シ「だーから、何でこっち向いて話さな――っ!!?」

エ「ぁ………」
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