• テキストサイズ

ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


ドクドクと体内から夥しい量の血液が溢れ出す。

焼かれるような痛み、とはまさにこのことだろうか?




グリッ、ブチュッ




皮膚を破く嫌な音が鼓膜に伝わる。



エ「あ゙ぁ゙っ、が……あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙」



痛みで視界が眩む。

刃が半分程私の体内に納められたところで、彼は私をゴミのようにポイッと床に投げ捨てる。


もちろん私の体には短剣が刺さったままの状態だ。



エ「ぐ、あ……」



口の端からもツゥーッと血が垂れる。

同時に、口の中いっぱいに鉄の味が広がる。


そんな私をひとしきり眺めた後、彼はドアから出ていった。



エ「くっ、そ……」



未だ腹に刺さったままの短剣を一気に引き抜く。

引き裂くような痛みと苦しみで意識が飛びそうになる。



中「まだ生きてるかぁ」



私が痛みと闘っているとアイツが再び戻ってきた。

手にロープを持って。



エ「ぐ、はぁ……海軍が、こんなことして…はっ」



お腹に力が入らず、息も絶え絶え。


そのとき、彼が私の腹部の傷口を足で踏んだ。



エ「がっ、あ゙ぁ゙!!?」



そのままグリグリと踏みにじる。

血が吹き出て床と服を赤く汚していく。




エ「あ、はっ……あ゙ぁ」




お腹に力が入らず、まともに声を出すことすら叶わない。


そんな私の様子を見て楽しむように、彼がめいいっぱい傷口を踏み締めた。
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp