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ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


その会話を聞いていた私は恐る恐る自分の足下に視線を落とす。



エ「ぁ……」



私の足下には、私を中心に霜が降りていた。

気づいたときにはもう遅かった。


私は首根っこを捕まれ軽々と宙に持ち上げられる。



男2「こ、子供!?」

男3「この子が犯人か?」



全く同じ格好をした男達、手には銃を持っている。



男3「君、名前は?」

男2「歳は?」

男1「どこから来たの?」

男4「どうしてこんなところにいるの?」



次から次へと浴びせるような質問の嵐。

だが、私はどの質問にも答えなかった。



男2「なぜどの質問にも答えないんだ?」

男3「声が出せないんじゃないのか?」

男5「おい、テメェらさっきから何してやがる」



扉の方からドスの効いた声がしてそちらを見遣る。

彼らとは違う服装をしていて、マントの様に上着を肩に掛けている大柄な男。

彼がこの船の船長だろうか?
そんなことを考えていると、その場にいた全員が彼に敬礼をした。



男2「ちゅ、中将どの…」



私はその言葉に驚きを隠せなかった。

中将ということは、つまり……



エ「まさか、海軍……っ!?」

中「何だそのガキは…」

海1「実は先程の氷はこの子の仕業のようでして」

中「……そいつを俺の部屋に連れて来い」

海1「はっ!!」


























今、私は海軍の中将さんの部屋にいる。

目の前には中将さんが眉間にシワを寄せた怖い顔で私を見ている。

私の隣には付き添いで来た新米の海兵が一人、背筋を伸ばして立っている。
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