• テキストサイズ

ルフィとの恋

第4章 〜一味との時間 2日目〜


エ「いえ、私の方こそすみません。迷惑ばかりかけて……」

ル「いーって、気にすんな」

チ「そうだぞ!」


2人からそう言ってもらい少し安心する。

ルフィにはこの二日間で迷惑を掛けすぎな気がする。


チ「体調が戻るまではまだ寝てろよ?」

エ「わかりました」

チ「じゃあ俺たちはみんなのとこ行くぞ」

ル「えー、俺まだエミリと話してェ〜」

チ「後でな」

ル「ちぇ〜、仕方ねぇか。じゃあな、エミリ」

エ「ありがとうございます、また後で」



ガチャリと音を立ててドアが静かに閉まる。



エ「はぁー…ダメだなぁ……」


せっかく憧れのルフィさんに会えたのに、自分はこうして迷惑を掛けるだけで何も役にたてない。

彼らの貴重な時間を無駄にしてしまった。



エ(情けないなぁ……)



そう思いながら、私の意識は再び闇に堕ちた。






























エ「お父様ぁ〜、お母様ぁ〜〜!」


小さな少女が父親と母親に向かって駆けていく。

歳は5つ。


エ「あははっ!!」

母「どうしたのエミリ、そんなにはしゃいで」

エ「見て見て!!四つ葉のクローバー見つけたの!!!」

父「おぉ、凄いじゃないか!これでエミリも幸せになれるな」

エ「うんっ!!」






幸せになれる?嘘ばっかり





あなたたちは私を捨てたじゃない。








いや、正確に言えば



私を『売った』
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp