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ルフィとの恋

第2章  〜出会い〜


サ「遅ェぞルフィ!お前以外みんな帰ってきてるし、メシだってもうすぐ出来るぞ」

チ「俺もうお腹ペコペコだよ〜…」

ウ「俺も〜〜」


仲間から色々言われている当の船長さんは……


ル「ただいまーー!!腹減ったぁー」


まったくと言って良いほど聞いてなかった。
悪びれもせず手を振っている。


ナ「ねぇルフィ、隣にいる子誰?」


はい、絶対そんな感じで来ると思いましたーー。

えっと、何て言えばいーのだろうか?第一私海賊じゃないし…



エ「えっ?」



そんなことを考えていたら突然ルフィが私の腰に腕をぐるぐると巻き付けてきた。


エ「!??」

ル「しっかり捕まってろよ?」


そう言いながら船の手すりに反対の腕を伸ばして掴む。



何でだろう、嫌な予感がするのは。



エ「あのルフィさ…」


言い終わる前にゴムの反動で船の方に勢い良く体ごと持っていかれる。

私は思わずルフィの体にしがみついてしまっていた。


エ「――っ!!!??」


声にならない叫びを上げ、気づいた時には船の甲板の上で顔を青くしながらルフィにしがみついていた。


安心感が湧くのと同時、羞恥心がふつふつと競り上がってきて、今度は顔を赤くしながらルフィから離れる。



心の中で不可抗力、不可抗力…と呟きながら。



ナ「てちょっと!何平然と船にのせてんのよ!!」

ウ「ルフィの知り合いか?」

サ「ルフィテメェ!こーんな可愛い女の子と仲良くなりやがって!!」


あー、ほらやっぱり……。


何も話さないでいきなり船にのせたら普通はこうなるって。


エ「あの、勝手にすみません。

ルフィさんとは昼間仲良くなりまして、泊まるところが決まっていないとお話ししたら泊めてくださると言ってくれましたのでそのまま来てしまったんですが…。

やっぱり、ダメでしょうか…?」

ル「なぁ、いーだろ?俺昼間海軍に追われて怪我したのをコイツが助けてくれたんだ!!あとメシも奢ってもらった!!」
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