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ルフィとの恋

第2章  〜出会い〜


ひとしきり猫と遊んだあと再び並んで歩き出す。

もう日はだいぶ落ちてきて辺りは茜色に染まりつつあった。


そういえば今日はまだ宿を取っていなかった、まだ間に合うかと考えているとルフィに声を掛けられた。


ル「そういえばエミリよぉ、今日泊まるとこもう決まってんのか?」

エ「いえ、実はまだなんです」

ル「じゃあ、今日はうちの船に泊まってけよ」


エ「……………え?」


突然の申し出に頭がフリーズする。
今何と?えっと、ルフィの?船に?泊まる?



私が!??



ル「な!いーだろ!?まだ泊まるとこ決まってねぇんだし」



マヂでか………。



いや、私としてはすごく嬉しい。お金も掛からないし、何よりルフィの仲間たちに会える絶好のチャンスなのだ。

だがしかし、


エ「ありがたいしすごく嬉しいんですけど、こんなに突然じゃお仲間の皆さんご迷惑でしょうし…。

それに泊めて貰うとなると邪魔かもですし……」

ル「邪魔でも迷惑でもねーよ、それにほら!俺昼飯奢ってもらったし!!」

エ「うーん、いーのかなぁ……」

ル「そうだ!いーんだ。それにお前も海軍に追われてんだろ?」

エ「……確かに。わかりました。

お仲間さんたちも良いって言ってくれたらお邪魔することにします」

ル「よーし、そうと決まればとっととサニー号に帰ろー!!」









暫くしてライオンをモチーフにした大きな船が見えてきた。



エ(あれがサウザンドサニー号。ライオンちゃん……可愛い!!)



自分の中でイメージしていたのとは違って、とても可愛らしい船だった。


船に近づくにつれて甲板に人影があるのがわかるようになる。
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