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ルフィとの恋

第2章  〜出会い〜


ルフィが突然そんなこと言うもんだからドキッとしてしまった。

自分でも、頭からボンッと煙が出るくらい顔が赤くなっていることがわかる。



ル「ん?どした??顔赤いぞ。熱でもあんのか??」

エ「え、あの……」



そこから先は続けられなかった。


何故ならルフィが私のおでこに自身のおでこをくっつけて来たからだ。


エ「!!!?え、あの、ルフィしゃ…////」

ル「んー、やっぱ少し熱いぞ。熱あんじゃねぇのか?」


パニックと恥ずかしさで頭がオーバーヒートを起こす寸前である。


エ「だだだ、大丈夫です!か、海軍に見つかっちゃうかもですし早く行きましょう!!」


これ以上耐えていられなくてルフィの肩を軽く押す。



ル「そうか?まぁエミリが大丈夫ならいーけどよ」



そう言いながらおでこを離してくれた。


まだバクバクいっている心臓を落ち着かせながらルフィと並んで歩く。


街の中心地に近づいて行くも海兵達は見受けられず、代わりに様々なものを売っている店の数々が目に映っった。


エ「あ」


ルフィと話しながら店を見ていると、1つの物が目に止まった。


エ(きれい…)


それは宝石店にディスプレイされていたネックレスだった。

ネックレスには小さなエメラルドがあしらわれていた。


ル「それ、気になるのか?」

エ「っ!!?」


どうやら無意識のうちに近くでまじまじと見てしまっていたらしく、それに気づいたルフィが隣で覗き込むような形になっていた。


エ「ごめんなさい、話し途中だったのに……綺麗だなぁと思ったらつい見とれちゃって」

ル「いやそれはいーけど、買わなくていーのか?」


そういえばエミリは宝石の類いを1つも身につけていない。

つけるかつけないかはエミリの自由だが、あんなにまじまじと見ていたのに何故だろうか?


エ「私は可愛いものとかあんまり柄じゃないので…」


苦笑しながら名残惜しそうにネックレスから目を離す。
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