第2章 出会い
「能力......」
コノハさんは小さな声で何かを呟きながら考える素振りを見せる。
シンタローさんはいまだに携帯と格闘していた。
イタイ人なのかな。
「もうご主人しつこい!キモイです!!」
「やめろ傷つくだろ!!」
「はいはい。ところでコノハ、その方の目何色ですか......?」
「えっとね...普通に黒色だけど、そういえばさっき助けに行った時、一瞬赤くなってた様な気がする」
この人達どう考えても危ない人にしか見えなくなってきた。
「じゃあやっぱりその方も何かしらの能力があると見て間違いなさそうですね!」
「最近何か変わった事とかありませんでしたか?」
エネさん?なのか?に聞かれる。
変わった事とかたくさんあったよ...。
「ありました...」
それは、あまり思い出したくない事だった。
「何がありましたか?」