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【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第6章 松野家にご招待!




「あーもうそうだよ!少しでも長く絵菜ちゃんと一緒にいたいなーとか、もっと仲良くなりたいなーとか、好感度上げたいなーとか思ってました!」


そんな僕を見て、¨してやったり¨な表情の兄たち。…悪魔だ。


「ほらほら、白状したんだからもういいでしょ。早くその…緊急会議?やろうよ」


「はいはーいっ!僕がMCやるーっ!」


「いや十四松、MCとかないから。というかお前に任せたらいろいろ大変なことになるよ」


勢いよく立ち上がった十四松兄さんに呆れ顔でチョロ松兄さんがツッコむ。


場が静まったところで、おそ松兄さんがゴホンと咳払いをした。


「…いいか、お前ら。今日、我が松野家に、女の子が遊びに来る。これは俺たちにとっては、まさに天と地がひっくり返るほどの、まさに天変地異なのだ!」


…今似たようなこと連続で言わなかった?大事なことは2度言うってアレ?いやそもそも日本語として成り立ってない気が。


おそ松兄さんは続ける。


「しかし、俺たちには幼い頃から敬愛しているトト子ちゃんの存在がある。けど悲しいかな…最近トト子ちゃんは全然俺たちに構ってくれないどころか、街中でばったり会っても目すら合わせてくれない始末…」


ああ、そうそう、あれは僕もショックだったな。この間なんて話しかけただけで腹パン喰らったし。


「つまり!今の俺たちに、女の子成分が圧倒的に足りないのは火を見るより明らか!…これがどういう意味か、分からないお前たちじゃないだろう?」


立ち上がって片足をテーブルに乗せ、ビシィッ!と僕たちに指を突き付ける。


「以上の事実を踏まえた上で、今日俺たちが成すべきことは、ただ一つ!」


ごくり。


全員が固唾を飲んで、次の言葉を待つ。…緊張で張り詰めた空気の中、おそ松兄さんの出した結論は…!?






「……とりあえず、嫌われないように、行動と言動に気を付けよう」


「「「「「……ウィッス」」」」」


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