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【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第20章 繋がる想いは永遠に【おそ松END】





にこっと微笑むと、おそ松くんは頬を真っ赤に染めて私から視線を逸らしてしまった。


「あ、あー…おう、俺も会えて嬉しい、けど…な、なんか積極的だな、絵菜?いや、俺は構わないんだけど」


「…!ご、ごめん、つい!」


恥ずかしくなって手を離す。一瞬だけおそ松くんが寂しそうな残念そうな表情を浮かべたけれど、すぐに元の笑顔に戻った。


「と、ところで、仕事帰りなんだろ?なに、パチンコしに来たの?」


「あ、ち、違うの!その…あの…ここに来たら、おそ松くんに会えるかもって思って…」


「…へ?」


目を丸くするおそ松くん。対して私はしどろもどろになってしまい、次の言葉が続かないでいた。


「え、と…」


「…それってさ、俺に会いたかったってこと?」


「!」


図星を指されてさらに戸惑う。あながち間違いじゃないけど、でも…!


「んー…ま、いいや。とりあえずここうるさいしさ、一旦店出ようぜ」


「あ…っ!」


問答無用に腕を引っ張られて、私は縺れながらも彼に続いて店を出た。


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