• テキストサイズ

【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第17章 甘い時間と僕の願い【トド松】





【絵菜side】



今日はデート最終日。私は家まで迎えに来てくれたトド松くんと一緒に、近所のスーパーにやってきていた。


お家デートか…聞いたことはあるけど、例えばどんなことをするんだろう?


トド松くんは「絶対に変なことはしないから!」と約束してくれた。その心配は最初からしてなかったんだけど、考えてみれば二人きりだもんね。あ、おばさんはいるのか。


そのおばさんに頼まれたお使いで、メモを片手に食材の買い出しをしているわけだけれど…


「量けっこう多いね。いつもこんなに買うの?」


あまりの多さに、メモに書いてある内容をつい何度も見返してしまう。


「僕もたまにしかお使いに出ないけど、大体そんなもんだよ。なんせ6つ子だからね。母さん昔からよく、食費が嵩んで火の車だって嘆いてたっけ」


「そ、そうなんだ」


ましてやみんな成人になって、でもニートで、おばさんは専業主婦らしいし…おじさんって本当の意味で大黒柱なんだなぁ。


「あ、お金は預かってあるから気にしなくていいよ。じゃんじゃん買おうね!」


悪びれもなく天使の笑顔を向けてくるトド松くん。


……おじさんって偉大だなぁ。


/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp