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【HQ】卒業の日【影山】

第1章 卒業の日


「そんなに気になるんなら、一緒に一番てっぺんまで目指してみませんか?」
そう言われたけど、1回は断った。私は多分、要らないからって。
そしたら武田先生も食い下がらなくて、
「この部は、僕も含めてまだまだ未完成です!だから、お願いです!一緒に、一緒にこの烏野高校排球部をつくっていきましょう!」
『そこまで言われたら、断れないよね。しかもその後飛雄ちゃん私に気付いて追っかけてきたでしょ。その後に私に入部してほしいって必死に言ってきて』
「俺はあの時先輩に逃げられたのショックだったんすけど」
『う...ごめんね、逃げてばっかりで...でも、それじゃいけないって私も思って!だから、だから入部して1年限りだけど飛雄ちゃんと一緒に成長していきたいなって...それにかわいい後輩に入部してほしいって頼まれたら断れないでしょ!』
でも、やっぱり入部して良かった!笑顔で飛雄ちゃんにそう伝えると、
「俺、先輩がいるって聞いたから。ここ、烏野に来たんすよ」
『えっ?』
突然の飛雄ちゃんの言葉に素っ頓狂な声をあげてしまった。
『え、でも前烏養監督がいるからって...』
「それもありますけど、先輩がいるってのもでかいポイントでしたよ」
『そ、そうなんだ...!』
「俺、名前先輩のことが好きです」
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