第27章 松野ちゃん、親友とのやりとり
『久しぶり〜(((o(*゚▽゚*)o)))』
夏休み初日の大掃除が終わり数日後、特にやることのない午後に1通のメッセージが送られてきた。相手は女の子からだった。
『久しぶりー! 急にどうしたの?』
と返す。その数分後、
『あのさ…学校近くの方でやる花火大会松野ちゃん行く!?』
『行くよー! ちなみに六つ子と行くことになっちゃった(笑)』
『あっマジで(笑)! うち邪魔だった:(´◦ω◦`):?笑』
(だからなぜみんなこう思うんだ)
『いや全然(笑) てか良かったら一緒に行こうよ♪ うち実は六つ子の中に女子1人だけで不安だったんだよね…(笑) もしよければだけどさ!』
本当にそう思っていたためこれは好都合であった。
『えっいいの? じゃあよろしくお願いします(`・ω・´)ゞ』
(『はーい。じゃあ予定決まったら…』……んっ、決まったらってどう決めるんだ?)
今思えば掃除した日はまだ予定が決まっておらず……
『じゃあまた今度連絡するわー』
とおそ松くんから言われ別れたはず。どうやって連絡を取ればいいのだろうか。私は女の子にメッセージを送る前に携帯を置いてしまった。