• テキストサイズ

【おそ松さん】松野✕松野〜おそ松〜

第57章 end story 〜クリスマス〜


「はいできた」

と私が言い終わると、その手が私の頬に触れた。突然のことに思わず照れてしまう。見上げてみるとおそ松くんと目があう。

「松野ちゃんの頬……冷たい……」

 するとおそ松くんの顔が私へ近づいてきて、

(えっ、これって……まさか……いやいや! そんなこと……)

とドキドキが止まらない。そして思わず目を瞑ってしまった。しかし、

「はぁー……」

と私の胸の辺りでため息が聞こえてきた後に、頬にあった手は私の肩へと降りていた。私はそっと目を開けた。

「やっぱ流れではやめるよな、普通。でも我慢出来そうにねー……」

と口にこぼすおそ松くん。私は、

(よかった……けど……ちょっと残念? かな)

なんて思ってしまった。その後おそ松くんは少し周りを見渡した後、不意に私のおでこにキスを落とした。そしてまたお互いに顔を見あわせる。私は不意打ちに驚き、声が出なかった。おそ松くんは、

「今はこれで許して」

とニヤニヤ私に言ってきた。私はついカッとなって、

「バッカじゃないの!」

と言ったが内心はとても嬉しく、クリスマスの思い出として記憶に残ったのだった。

Fin.
/ 175ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp