第26章 松野、反省と約束
「それじゃ、僕もう行くね」
とチョロ松くんが昇降口から出て行こうとしたところで、
「待て待て」
と言い寄りチョロ松くんの肩を持つおそ松くん。まさか……
「そのまま帰るわけじゃないだろ、チョロ松くん」
(やっぱり……まだ諦めてなかったのね)
「はぁ! だから俺はこの後にゃーちゃんのCDをフラゲしに行くから無理なの!」
とおそ松くんの手を振りほどいてからその言葉を残し、駆け足で昇降口を後にしていった。
「もう仕方ないよ……2人で頑張ろ」
私はおそ松くんをそう励ます。
(けど元は2人でやっていたし、まず自業自得だからしょうがないんだけどね)
「はぁ……そうだな」
と渋々おそ松くんと私はまた掃除を始めたのであった。