第26章 松野、反省と約束
「あっ、どうも……チョロ松くん……」
「どっ……どうも……」
まずは今日初対面だったので、お互いに挨拶をした。
「それで松野ちゃんはどう思う? 六つ子のみんなと行くこと」
「私? 私は……別に大丈夫だけど。実は六つ子としてちゃんと見たことなかったし気にはなってたから……」
(でもさっきおそ松くん、十四松くんに『お前らも一緒に行くとか……一緒には回んねーからな!!!』とか言ってたくせに。もしかして、やっぱり弟想いなのかな)
「よし、じゃあチョロ松。カラ松や十四松とかにもちゃんと言っとけよ」
「はぁ!? なんで僕が」
「だってお前が俺ら誘ったんだろ」
「うっ……分かったよ……それじゃ松野さん。当日よろしくね」
「うん。こちらこそ」
こうして私と六つ子の7人で花火大会へ行くこととなった。