第18章 松野たちのテスト計画
「そうか……じゃあ数学をやろう。あっ、そうだ。おそ松兄さん」
チョロ松くんは私の隣で寝ているおそ松くんを呼び起こす。おそ松くんは心地よさそうに寝ている。いつも委員会をサボらずに出てくれるのはいいのだが、大体は寝てしまっているところが唯一の悪いところである。おそ松くんが目を覚ますと、
「んあ……もう終わり?」
寝ぼけて話す。授業の時もよく寝ているのだが、相変わらずの寝起きの悪さである。
「んあ、じゃないよ。今度松野さんと一緒にテスト勉強するんだけど、おそ松兄さんもどうかと思って……」
(えっ……)
おそ松くんは少し考えるようにみせてから、
「おう、いいぜ」
あっさりとOKした。