第47章 おそ松くんをお誘い
チョロ松くんとの別れ際。
「あっ、待って!」
とチョロ松くんに呼び止められる。私は振り向くとチョロ松くんは財布から何かを取り出した。それは、
「はい、これ」
映画のチケットだった。
「実はさ、チケットが余ってて期限もヤバかったから映画に誘ったんだよね……でもよかったらこれおそ松兄さんと行ってきたら? ほら、もう僕と行く意味なんてないでしょ」
とチョロ松くんは優しく言ってくれた。
「でも悪いよ……」
と私は一度断ったのだが、
「いや、僕が使うくらいなら松野さんとおそ松兄さんが使ってほしい」
とチョロ松くんは私の手に無理やりチケットを渡してくれたのであった。