第46章 おそ松くんとチョロ松くん
チョロ松くんからの告白の件についてお断りをしてから、今はおそ松くんのことを弟のチョロ松くんから聞いている。
(おそ松くんが私のことを好き?)
私は話の整理がつかなかったので、
「なんでそう思うの……」
と聞いてみることに。重く口を開きチョロ松くんは、
「実はさ、花火大会の前におそ松兄さんに宣誓布告したんだよ。もしチャンスあったら今度松野さんに告白するってね……」
(あっ、なんか聞いたことある……)
「まあそう言ったのには理由あってね。もちろん僕が松野さん好きだって気持ちもあった。けどおそ松兄さんが松野さんのこと好きだったらって考えて……ほら、一緒に学級委員やってるし。でも言った後特には何も言い返してこなかったんだよね。それが普通なのかおかしいのかって思った時、僕はおかしいと思った。おそ松兄さんが普通の顔をする時は大体何かを隠してる時だって僕は思うんだ……」
言われてみればおそ松くんには分かりやすい一面もあれば、校外研修で起こったこと以降の態度もあると考えられる。