• テキストサイズ

【おそ松さん】松野✕松野〜おそ松〜

第35章 松野たちの花火大会後 part.2


「てかさ、おそ松くん! 私の買った焼きそば持ってる?」

と聞きたかった本題へ。おそ松くんは、

「あっ、ごっめーん。あの後帰って来ないとばかり思ってたから食べちゃった」

と笑いながら話してきた。私は、

「はぁ……やっぱり……」

と落ち込む。大体予想はついていたのだが、やはりそうだと現実を思い知らされると辛くなる。そう思っていると、

「そっ……そんな落ち込むなよ……んー分かった。じゃあコンビニでなんか買ってやるから!」

とおそ松くんが私を励ます。しかし、その後おそ松くんは私たちに新たな提案をしてきた。

「あっ、そうだ。じゃあみんなで花火大会やろうぜ! 手持ちだったらみんなで金出しあえば買えるだろ。花火自体、松野ちゃんとチョロ松とは一緒に見れなかったし」

と話す。それを聞いた時、よい提案だとは思った。けれどお金はみんなで出しあうってことは自分だけでなくみんなを道連れにしようとしている。そこはおそ松くんらしかった。

「うん……じゃあそれでいいけど……」

 私は賛成した。カラ松くんは、

「でも俺金ないぞ」

と言う。

「僕は少しなら……」

とチョロ松くん。ちなみにしゃがんでいる一松くんの方を見ると静かに首を振った。きっと持っていないのだろう。というわけで今5人の持ち金を合わせると買える金額ギリギリのようだった。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp