第31章 松野たちの花火大会 part.2
「カラ松くん、よろしくね。それともう1人一緒にきてた子がいたんだけど財布忘れたみたいで……私ちょっとその子に連絡してきてもいいかな?」
私は女の子のことがずっと気になっていた。だからこそ出た言葉である。
「あーそっか。でもここででもいいんじゃね」
とおそ松くんは言うが、
「でもここ見た感じだと電波怪しいのよ。だから繋がるところがいいなって」
とスマホの画面を見ながら付け足す。
「そっか。じゃあ間に合うように帰っておいで」
とおそ松くんは私に言ってくれた。
「ありがと。それじゃ後でね」
と言い私はその場から立ち去った。