第3章 水曜日
「止めろ!どっからどこまで括ってバカ扱いしてんだ!?俺をチーム211と一緒にすんな!!」
「チーム211?何言ってんだ、このマガジンは」
全蔵が眉をひそめて土方を見る。
「アンタらが入ってた病室じゃねえですか?このマヨネーズマガジンマッポと来たら案外
細けぇ。全く周りにゃいい迷惑でさ。早く死ね。3M」
沖田が土方に声を出す間も与えず口速に答えた。開きかけた口を一度閉め、土方はイラッと沖田を睨み付ける。
「・・・テメエ今何つった、コラ」
「3Mの事ですかい?マヨネーズマガジンマッポ・・・」
「その前に何かサラッと言ったろ?あ?」
「くたばれマヨネーズですかい?言ってませんぜ、そんな事ァ」
「いやそれじゃなくて」
「いい歳こいて何がマガジンだ、腹切って死ね。介錯してやらァこのクズ野郎ですかい?だから言っちゃねえってんでしょ、十四松」
「十四松って何だ、ふざけんなテメエ!俺ァ十四郎だ。勝手にどっかの六つ子に混ぜくってんじゃねえぞ!」
「いいじゃねえですか。今ァ十四郎なんて屁みてえな名前より断然十四松ですぜ?パーカー着てドテラ羽織ってニートしてりゃいんだから楽なモンじゃねえですか。アンタにゃ天職だァ。転職しなせぇ。三月でクール終了しやすから四月からはマジモンのニートかプーになっちまうけど、まあ後は任せといて下せえよ。間違っても出戻って来んじゃねえぞ、赤塚マヨネーズ」
「誰が赤塚マヨネーズだ、バカボンとアッコちゃんに謝れ、おいィ!!!」