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七人目のキセキ 【黒子のバスケ】 ※修正後

第2章 プロローグ



私には、わからない。
どうして転生したのが、私だったんだ?

不安で不安で、仕方がないんだ。
時が過ぎるにつれて薄れていく前世の記憶。すでに友の声は思い出せなくなってきた。

自分が何者であったかさえも忘れてしまうかもしれないと怯えて。
いきなり知らない人間の子供になった。
当たり前だが、身体が思ったよに動けなくて。世話されるのが恥ずかしくて、嫌で嫌で。

あの時、私が非日常を求めなかったら。戻りたいなんて思わなかったら。
私は、まだ。生きて入られたのか……?

なぁ。誰か!
頼むから誰か、助けてくれ……!

心の悲鳴は、届かない。誰も、知らない。

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