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七人目のキセキ 【黒子のバスケ】 ※修正後

第4章 小学校低学年編



「乃亜、隣の子とずいぶん仲良くなったのね」
「仲良くなったていうか……」
「楽しそうだったわよ?」

楽しそうに見えたのか……

「隣の子って、女の子かい?」
「あら、確かに可愛かったけれど男の子よ」
「なっ!」

あーあー
パパさん固まったじゃないか。ここ道端だぞー?

「許さん、断じて許さん! うちの娘はやらんぞ!」
「なにおバカなこと言ってるの」
「学校なんだから仕方ないだろう、パパさん」

ママさんと私の声も耳に入っていないらしく1人で熱くなっている。
このままだと将来が不安だ……

「パパさん、友達に酷いことしたら許さないぞ」
「そーよ? 嫌われるわよ」

ぶんっと音がしそうなほど勢いよく振り返る。
あれ? ちょっと泣いてるか?

「パパが悪かったよーっ、だから嫌わないでくれ〜っ!」

やっぱり泣いてるなぁ。

「もしもの話し。いい男が泣くな」

ズボンを軽く叩いて宥める。
道端でこんなイケメンが泣いてたら何事かと思われるじゃないか。
パパさん涙腺緩すぎないか!

「ほら、みっともないわよ」
「すまない……つい……」

つい、じゃないと思うんだがな……。


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