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七人目のキセキ 【黒子のバスケ】 ※修正後

第4章 小学校低学年編


無事に入学式が終わって教室へ。
……別に、居眠りしてたからあっという間に終わったとか、そんなんじゃないからな?
これからしばらくはまた大変なんだろうな……猫かぶるのか……。

「それじゃあ私たちは後ろにいるからね?」
「他の子と仲良くするんだぞ?」

名残惜しげに振り返りながら教室後ろへと移動する両親に苦笑しながら、自分の名前が貼ってある机に座る。
残念ながら祥吾とは違うクラスになってしまった。ほんとに残念だな……。

(私の性格についてこれる子がいるといいなぁ)

まあ、私についてこれる祥吾が稀有な存在なのであって、期待はしていないが。
とりあえずバスケ好きな子がいればいいか。

そんなことを考えながら、なんとなく隣の机を見る。

「は……っ!?」

『桜井良』と書かれた名札が貼ってある机。
思わず二度見してしまったのは仕方がないことだと思う。

(桜井良って、あの別名謝りキノコの、彼か!?)

動揺してまだ誰も座っていない机を(性格には名札だが)ガン見する。
そんな中、隣に座ったのは……

「女の子?」

さらさらでキャラメル色の髪を揺らした、儚げな美少女であった。

「あの……すいませんっ、女の子じゃないです、すいませんっ!」
「え、いや、あの……あやまらないで……」
「す、すいません!」
「だから……」
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