• テキストサイズ

マフィアの国のアリス

第2章 start point


※ここから死ぬ気の炎やトゥリニセッテに関する説明が入ります。そんなのもう聞き飽きたわ!って人は飛ばしてくださって大丈夫です。

------------------------------------

写真に写っていたのは、なにやら凹みがある石版。
その凹みは、21個。
7.7.7個ずつに分かれており、それが線で結ばれて三角形を描いていた。

「まず、さっき私が出した"死ぬ気の炎"。
あれは何にも屈しない"死ぬ気の覚悟"がないと具現化することはできないんだが、覚悟があるからといって誰でも出せる訳じゃないんだ。
死ぬ気の炎を出す第一条件として、まず"波動"があるかどうかというものがある。
そしてその波動には大空、嵐、雨、雷、雲、霧、太陽の七種類が存在する。
大概の人間は一種類しか持ってないか、二種類持っていても力としてはどちらかしか使えない場合がほとんどだ。稀に、複数の属性を使いこなす者はいるがね。

そしてそう言った波動を持った人間が、その属性と同じ属性である石のついたリングをはめ、死ぬ気の覚悟を誓うことにより炎は形成される仕組みになっているんだ。」

「…ティモッテオさんは、何の属性なんですか?」

「私は、大空。オレンジ色の炎だ。
ボンゴレファミリーの血族は代々、大空の炎を宿すんだよ。
炎にはそれぞれ役目や特長もあってね……、まぁそれはまた後ででいい。
今は一先ず、炎や属性のことを理解してくれれば。」

葵は無言のまま、頷いた。
それをみたティモッテオはすこし笑んだ後、また話し始めた。

/ 22ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp