第3章 少女の思考
「所で、君はさどういった能力を持っているの?」
キドとちゃんが軽く自己紹介を終えた所で、僕は本題へと話をうつした。
キドの隣に腰を下ろすと、キドがチラッと此方をみていた。どういうことだ、ときいているのだろう、話をそらすわけにもいかないから無視して進める事にする
「能力………何故それを?」
「否定はしないんだね」
「したところで、何もかわらないから」
「うん、うん。そうだよね、」
「ていうか、それより質問に答えて」
んー、と僕は悩む素振りをする。
勿論、ふりだけじゃなくて悩んではいる。そこなのだ、何故知っているか………その説明なのだ。
アイツと僕の関係は知られてはならないから必然的に出来ないし、なんとなく、なんて言おうものなら横から拳が飛んでくる。
キドに落書きと言ったし、僕が個人的に話たくはないけれど、、、昨夜の話を持ち出すしか無いようだ。どのみち、知られることではあるだろうしね、
彼女が人を殺した事なんて。