第1章 少女の一日
食満side
食満
「あんたは一体…」
俺は本当に驚いた。
この世界には,こんな『鬼』のような姿をしたヤツがいるのか!?
村人が何故こんなことになったのかも分かった。
ーすると,目の前の少女が口を開いた
琴葉
「うーん。君たちもまとめて殺そうかと思ったけど、まだ子供だよね??」
少女は俺達を見渡して
そう言ってきた。
川西
「こ、子供じゃなかったら…
殺すんですか…?」
左近の質問に、
少女は微笑んでこう言った。
琴葉
「もちろん♪」
俺は少女の言葉にゾッとした。
俺達は忍者だ。
人を殺す事もあったりする。
だけど、その時はいつも
後悔の方が多い。
「どうして殺した??」
「何で俺は忍者なんだ?」
「どうして…。」
その時はいつも伊作に励まされる。
いつも、側にいてくれる。
だけど!!
この少女はそんな事思ってもいないだろう。
人を殺すことを楽しんでいる…。
―目の前が真っ暗になった