• テキストサイズ

【落乱】私の居場所

第2章 食満の過去


食満side

-あれは,俺が10歳の時のことだ

忍術学園入学の前日。
俺は姉といっしょに散歩に出かけていた。

姉さんは今年で15歳。
忍術学園クノイチ教室に通う,
新・6年生だ。

姉さん
『留三郎。いよいよ明日からだね。
お前が忍術学園に通うのは・・・。』

そう言われて,俺は笑顔でこう答えた・・・

食満
『はい!!姉さんといっしょの学園に通えるから,
俺すごく楽しみです!!』

姉さんは困ったような,嬉しいような顔をして
俺の頭をやさしく撫でてくれた。

俺が忍術学園に通おうと思ったのは
姉さんに憧れたからだ。
くないを投げる姉さんが,
学園のことを楽しそうに話す姉さん

とってもかっこよかった。
姉さんが大好きだったんだ。

-でも,姉さんが消えてしまうなんて
俺は思ってもいなかったんだ
 
/ 5ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp