第1章 少女の一日
食満side
俺は今日,伊作率いる保健委員と
材料の調達をするため町まで来ていた。
買い物も終わり,帰ろうと
ふもとの一本杉のそばまで来ていた。
すると・・・
村人
『はぁ,はぁ,はぁ』
村人が掛けてきたのが見えた。
村人は恐怖と絶望が混じったような,ひどい顔をしている。
俺は,何事かと思い村人に声を掛けた
食満
『あの,どうかしたんですか??』
村人
『あ、あぁぁ!!!』
村人はテンパって口を聞くことすら出来ない。
一体この人の目に何が映ったんだ!?
左近
『い、一体何が起こったんですか!?』
左近は涙目になって村人に問う。
自分にもこの村人のような恐怖が訪れると思ったんだろうか。
食満
『と、とりあえず皆落ち着け。
あんたも一体何があったんだ??』
俺が質問した次の瞬間…
??
『へぇ、なんか人が増えてるねぇ。
これなら俺も楽しめるな♪』
そこに現れたのは,
角と牙が生えた少女だった・・・