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本当は…【黒子のバスケ】

第2章 入学式


「あー、だり…」

青峰は、屋上でダルそうに寝転んでいる。

「入学式なんざ、やってられっか」

四月某日。今日は入学式だが青峰はサボり屋上で寝転んでいる。
入学式なんてかったるい…何より、青峰は朝から機嫌が悪かった。
理由は、『あの時』の夢を見たから。
後々、青峰は母親にユイの家の事情を聞いてみた。
どうやら、ユイの両親はどちらもユイの親権を拒んだらしい…そのせいでユイは施設に預けられたのだと。

「…ちっ、」

天気は憎たらしい程の快晴だった。

高校生になった青峰の隣には相変わらず桃井さつきがいて白凪ユイは居なかった…。

ユイの居ない日常に慣れてしまうのが嫌だった。
そう思った時、青峰は知ってしまう。あの可愛く笑う幼馴染が好きだと言うことに。

「大嫌いなんで嘘だ…、ユイ」
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