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本当は…【黒子のバスケ】

第5章 オリエンテーションと本と放課後


考えてみれば、ユイとの話題はどれぐらいあるだろう。
結局は、自分たちの前から居なくなってからの話しかないんじゃないかと、単純に思ってしまう。
さすがの青峰もそれは今は禁句だと理解しているつもりだ。

本、読んでみるか…。

夜、作戦会議とばかりに青峰は再び桃井の部屋を訪れていた。

「なぁ、女ってどんな話が好きなんだ?」
「ん〜、それは難しいな…私なんかはテツくんとか、バスケの話が好きだけど、ユイちゃんは興味ないだろうし」
「…だよな…」
「…大ちゃん?」
「…あいつが笑った顔覚えてるか?さつき」
「うん、当たり前でしょ!ユイちゃんの笑った顔、私大好きだったもん!」
「あぁ、俺も…好きだ。あいつが笑った顔…ぜってー、諦めねぇ」

青峰はぐっと拳を握りしめる。

また、あいつの笑顔が見たい。
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